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アメリカビジネスニュースななめ読み

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1年以上

TVドラマ「ホワイトカラー」について紹介しますが、このドラマ、「表面上」は、何かこれと言って特別なことはないでしょう。

アメリカで長いこと大ヒットした最近の快活な犯罪ドラマといえば、「名探偵モンク」、「バーン・ノーティス」、「サイク/名探偵はサイキック」等がありますが、いずれも型にはまったような、FBI捜査官とチャーミングな若手の詐欺師が知能犯罪を繰り広げているようなドラマになっています。そう、それに映画「48時間」に沿って、おかしな相棒二人組が度々登場することだってあります。

ですが、本日10時公開の「ホワイトカラー」に関して中身をみると、前述の従来の作品とはあいまって、これまでにない斬新な内容になっています。コメディシーンから陰謀的な内容に切り替わるテンポが、非常に巧みで速いのです。

FBI知能犯専門チームリーダーであるピーター・バーク役のティム・ディケイと天才詐欺師ニール・キャフリー役のマット・ボマー、二人の演技にはある種化学反応が起きていて、それが見ている人にとって心地よく、斬新なものに感じるのです。

さらに、総指揮・脚本家のジェフ・イースティンは、周囲をうまくつかって良い脚本を策略的に、賢く練りだしていきます。

例えば、ピーターと最愛の妻役エリザベス(ティファニー・ティーセン)やニールの支援者であるウィリー・ガーソンらを巻き込んだストーリーを作りあげていくのです。

ドラマのタイトル名、ニューヨークが舞台、と聞いただけで、天才詐欺師バーナード・ローレンス・マドフのスキャンダルや、マンハッタンのウォール街において不景気な世の中で他人が苦しんでいる傍ら成功を収めている悪徳ビジネスマンの登場が連想させられます。

一方で、「ホワイトカラー」の悪徳な登場人物は、やけにコミカルであまり怖さや、深刻さを感じさせないのです。

グローバル経済や上等犯罪といった執念深く、現実離れした劇では無いのです。二人の主人公のドタバタ劇:口論、冗談や同志愛のシーンが見られるという口実になるかもしれません。

初回番組は75分拡大で放映されますが、馴染み深い、胡散臭いシーンの中で、主要な関係性が形成される場面から始まります。ピーターは、名門大学出身にも関わらず頭の鈍いFBIの同僚達に付き合いきれず、思い切って、実刑判決を言い渡されたニールにFBI捜査の協力をするよう説得します。

ティム・ディケイは、犯罪者から知的犯罪捜査にヒントを貰うことを何処かで違法だとわかっていながらも、ニールを渋々次第に受け入れるという複雑な心を持つピーターの役を演じきっています。

ディケイは、他の役者であれば、無意識にやってしまうような「厄介なFBI捜査官」としての役柄は演じませんでした。

これはティム・ディケイが、以前にコメディドラマ「となりのサインフェルド」や怪奇幻想的なドラマ「カーニバル」、本格派恋愛ドラマ「テルミー・ユーラブミー」といった数々のドラマで培ってきた演技力を活かし、ピーター役としてより立体的なキャラクターを作り上げているのでしょう。

今晩のワンシーンの中で、脚本家がわざと「サインフェルド」というワードを冗談で入れてきていますので、見つけてみてください。

奔放なニールが女性に浮つきながらダンスに誘うシーンで、ピーターがそれをみて「サインフェルド」のスープナジー(最高に美味しいスープを作るシェフですが、客がルールを守らないと憤慨してスープを出してくれない役)が言ったフレーズと同じく「ノー・ダンシング・フォア・ユー(ルールを守れないやつとは躍ってたまるか)というセリフを言っています。

このように、「ホワイトカラー」ではそこまで深刻で真面目にとらえてなく、皮肉が満載なのです。

どのような状況でも説得できるような犯罪者としてのニール役を、マット・ボマーは、すぐになりきってしまいます。

例えば、「ニールは初め安い宿に住んでいましたが、ニールの後継者で多額の資産を持つ未亡人役の、ジューン・エリントン(ダイアン・キャロル)によって一風変わった豪邸にあるベッドルームをうまく提供してもらう」といったように、姑息な方法をとったりする役柄だって、かなり自信がありすぎるくらい取り組んで準備をしたりします。

ですが、番組の最後では、ボマーとディケイとがもっと本質的で、好意的な間柄となり、強い絆のようなものが芽生え発展していきます。

さらに、ニールが姿を消した恋人・ケイトの行方を追うため(脱獄や)FBIへの協力提案をしているという役の設定が継続的になされますが、これによって彼自身が人情味あふれる役まわりにもなります。

「ホワイトカラー」をみれば、圧倒されて感激するとしか言えません!このドラマは「バーン・ノーティス」のような気取ったサスペンス・アクションとは違います。なぜか見終わった後には、爽快で楽しい気分になるのです。

アメリカはここで、犯罪ドラマを見たいけれど闇の科学捜査番組を見る準備ができていない、というニッチなジャンルの視聴者様向けに作ったといえるでしょう。視聴者は、アクションはもちろん、笑いあり、ミステリーあり、映画のような迫力ありの現実離れした物語を求めているのです。

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アメリカビジネスニュースななめ読み

作者:新越泰馬

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